前夜
映画の公開にあわせhuluでドラマ版が配信された『みんな!エスパーだよ!』を観た。面白い。エンディングの演出が好きだ。 その流れで、石崎ひゅーいの『夜間飛行』を聴いている。当該曲収録アルバムのタイトルは『独立前夜』だそうだ。
いいね。”前夜”っていい。 前夜って好きだ。
僕は中学高校とバスケ部だった。そんなに上手くなかったから大会は半分他人事だったけど、それでも「大会前夜」は好きだった。 大会前日は練習も軽めだった。翌日に備えてみんな早くあがり、しーんと静まる体育館。不思議な心地よさがあって、なかなか帰る気になれなかった。
前夜ってすてきだ。
例えば、卒業前夜とか、引っ越し前夜とか、結婚前夜、退職前夜…. 考えてみると、前夜ってのは何かと別れるときなんだね。夢中で走ってきた人にとって(またぼーっと歩いてきた人にとっても)、別れと向き合う最初のときであり、ただ漠然と感傷に浸れる最後のときなんだろう。 そんなことを考えた今夜は一体何の前夜なんだろうな。
ネタ切れ
いや、まいったね。
ネタ切れだ。 このブログを目にした人は「あれ?以前の記事はどこにあるんだろう?」と思うかもしれない。
以前の記事なんてない。正真正銘、これが最初の記事だ。 最初の記事だけど、どうにもこうにも書くことが思い浮かばない。ネタ切れだ。
「最初の記事なのにどうしてネタ切れなの?」と思うかもしれない。 何も書くことが思いつかないほど平々凡々な感性のもと、尋常一様な日々を過ごしているからだよ。
「書くことがないのにどうしてブログを始めたの?」と思うかもしれない。 そりゃあ、この自意識の暴走を抑え切れなくなったからだ。
「じゃあ、一体なにをしている人なの?」と思うかもしれない。 名乗るほどの者じゃないさ。そう言う君はどうなんだ?
「私?私はただの主婦よ」と思うかもしれない。 そうなんだ。毎日、家事お疲れさま。
「ありがとう。もう慣れたわ」と思うかもしれない。 そっか。このブログが少しでも君の癒しになるといいな。
「じゃあ、早くネタを作ってね」と思うかもしれない。 おっと、痛いところを突いてくるね。そろそろ寝たほうがいいんじゃないのか。
「私の話はもういいから。」と思うかもしれない。 そうかい。また今度聞かせておくれ。
「これからどうするつもりなの?」と思うかもしれない。 さあね。風の吹くまま気の向くまま、お尻の周りはクソだらけさ。
「ふうん、なんだか私たち、上手くやれそうね」と思うかもしれない。 ありがとう、僕もそう思うよ。これからよろしくね。